「海を越える版画」という展覧会が催される。
大阪芸術大学博物館の主催だ。
受賞作品ではないが、大学の所蔵作品ということで 古い拙作も ついでに展示してもらうことになったようだ。「PROTRACT-13」「PROTRACT-15」という2点のシルクスクリーンによる版画作品(1977年作)だ。
もう45年も前の作品で、こんな時間の経過が信じられない。
タイトルの和訳について聞かれ、古い記憶をたどる。
「PROTRACT」・・・分度器のことをPROTRACTERというので、おそらくその辺からの発想だったように思う。
考えた末「作図する」という日本語タイトルにした。
いま改めて眺めると、頭でっかちなカチカチの作品で窮屈だ。
懐かしくもあり、恥ずかしくもある。
2022/09/20
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1973年から1983年にかけてカリフォルニア美術工芸大学(現・カリフォルニア美術大学)とサンフランシスコ美術館の共催で「世界版画コンペティション」が4回実施されました。カリフォルニア美術大学と姉妹校提携を結んでいる本学は第2回以降の日本事務局として協力し、受賞作品62点を所蔵しています。
本展では、それらの受賞作品に加え、同時期に本学の国際交流作品展に出品された本学教員・元教員の当時の版画作品約10点もあわせて紹介します。
版画芸術が世界的な盛り上がりを見せていた1970~80年代に海をこえて紹介された版画作品をお楽しみください。
※本展のポスター、チラシはデザイン学科3年 徳田楓太がデザインしました。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご来館の際はマスクの着用をお願いいたします。
【出品内容】
「世界版画コンペティション」受賞作品 62点、本学教員・元教員の版画作品 約10点
【会期】
令和4年9月22日(木)~10月5日(水)
【開館時間】
11:00~18:00
【休館日】
日曜日・祝日
【会場】
大阪芸術大学 芸術情報センター 展示ホール
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