
Play back/微笑みのあとに
2021年9月6日(月)-9月18日(土)
11時-19/土曜日17時〈日曜日・休廊〉
〒530-0047 大阪市北区西天満4-10-18 石之ビル3F
地下鉄御堂筋線/京阪本線「淀屋橋駅」北改札口より徒歩10分(1号出口上る)
京阪中之島線「大江橋駅」改札口より徒歩8分(5番出口上る)
JR東西線「北新地駅」東改札口より徒歩8分(地上出口11-43上る)
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2001年に「書く・消す-書く・消す」という仕事をした。
官製はがきを使った作品だ。
まずこちらから鉛筆で文面を書き相手に送ることから始める。
相手はそれを読んでから消しゴムで消し、その上から鉛筆で返事を書き切手を貼って投函する・・・というやりとりを繰り返すのである。
一枚の葉書を繰り返し通信素材として使ううちに、ただのハガキが別ものに変化していく様子を双方で確かめるという試みだ。
もう20年前の作品になった。
当時は既にメールが一般的な通信手段となっていたので、このようなアナログ通信をお願いした方々には大変面倒だったことだろう。
申し訳ない。
発表した当時「書く・消す-書く・消す」というタイトルが野暮ったい と言う人がいて、彼は「communication」を提案してくれた。
でも私は「書く・消す-書く・消す」という即物的な行為の方に興味があったので、このタイトルのままで制作した。
「communication」の方が言葉としての膨らみがあったかもしれない、と今は思ったりもする。



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