けられる
欠けた円を「病円」というのだそうだ。
レンズは映像を円形に映す。
それをイメージサークルという。
写真は通常この範囲内の画像を四角く切り取る形で提示される。
イメージサークルが小さいと、四角い画面の中で上の写真のようにケラレが生じ周辺が暗くなる。
結像する光の様子が記録された写真のようで、写ることの原初的な感動を追体験できる。
ケラレは写真としての矩形が欠けたことだ。
この欠けた矩形をなんと呼んだら良いのだろう。
病んだ矩形・・・「病矩形」かな・・・。
病んだ、という表現はコロナの時期だけに気にはなるけど。
撮影に使った NEWYI 35mm F1.8 というレンズは大暴れする。
開放で撮ったら、もう手がつけられない。
そういう写りもまた原初的な体験かな。