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  • 執筆者の写真szkbksk5

日下部 一司 展

更新日:2021年1月8日


日下部一司展

終わらないから繰り返すのだ


2021年1月11日(月)〜1月23日(土)

11時〜19時(土曜日は5時まで)

日曜日・休廊

〒530-0047 大阪市北区西天満4-10-18 石之ビル3F

地下鉄御堂筋線/京阪本線「淀屋橋駅」北改札口より徒歩10分(1号出口上る)

京阪中之島線「大江橋駅」改札口より徒歩8分(5番出口上る)

JR東西線「北新地駅」東改札口より徒歩8分(地上出口11-43上る)




終わらないから繰り返すのだ。

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終わらないから繰り返すのではなく、繰り返すから終わらないのかもしれない。

いずれにしても日常生活や行為は繰り返される。

繰り返されながら少しずつずれて変化していくのだろう。

反復とズレ。


30年前に考えたことを今も考えている。

昨日考えたことも今日また考えている。

作品も同じように反復し、ずれていく。

そういうことを繰り返してきた。

凡才のなせる技だと思う。

そのつど、きらめくような新しい発見があったわけでもない。


近年は既製品をよく使うようになった。

古い自分の作品でさえも、レディメイドと等価に感じている。

それらを修理したり・改造したり・修復したりすることもある。

終わらないから繰り返すのだ。


写真は既製品を写し留める技術でもある。

ファインダーを覗いて見える部分だけ・・・不必要な部分を省き、写しとめたいといつも思っている。

「切り取る」こと自体がすでに表現としての大半を占めるのだと思うからだ。

いろいろなものを盛り込むのではなく単にあるものを適切に切り取ることでできあがる表現に憧れている。


面白さの「ツボ」が発見できないけれど、いつまでも気になるもの。

そういうものを作りたいと思う。

ことばに置き換えることが出来ないもの。

置き換えようとすると違うものになってしまうようなつかみ所のないものを作りたいと思う。

なにかに、あるいは誰かに似ているモノでもいいのだ。

その似ていることを借用しないと到達できないようなある場所。

そんな場所を抽象的に提示できるようなそんな作品が作りたいと思う。

とりとめもなく、説明不可能なものが面白い。

文脈もなく突然目の前に現れるものであっても良い。


2021/01/04





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